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DAYS

第4章 In Love With Love M×A


A side


意識を手放してたみたいで、
気がつけばベッドの上。


「すー…。んんっ。」


あどけない子供みたいな顔して、
寝てる潤が隣にいる。
腕枕をされて、すっぽり包まれてる俺。

幸せだなぁ…。
ずっと見てたいな…。


って思ってたんだけど、

「お腹痛いっ。」

どうしよ…。潤、寝てるし、
動いたら起きちゃうよ…。でも、んー。


ベッドの上で、1人悶えていたら、
そんな俺に気づいたのか、


「んぅー…雅紀?」
「あ、潤。ごめんね?起こしちゃった?」
「ううん、大丈夫だよ。」

って、頬に優しいキスをくれる。
嬉しいんだけど、正直それどころじゃなくて。

シーツをぎゅっと握ってたら、

「雅紀?」

潤の心配そうな声が聞こえる。
潤が慌てて起き上がって、俺の体を起こす。

「どうしたの?体調悪い?」
「…っ、お腹が痛くなっちゃって…。」
「あ…。ごめん、昨日中にー」
「大丈夫!大丈夫だから。」
「大丈夫な訳ないでしょ。顔、真っ青だよ。」


俺をまたお姫さま抱っこして、
今度はトイレまで運ばれて。

「あとでお風呂、入ろうね。」

そういって声をかけると、浴室のほうに
消えてく。


「んー。」

スッキリしてトイレから出ると、
入口すぐに潤が立ってて、思わず


「ぅわっ!」

って声が上がる。


「雅紀、大丈夫?」
「うん。もう大丈夫だよ。」


申し訳無さそうにしてる潤が
可笑しくって、
可愛くて、
ついつい笑ってしまう。


「あ、今笑った?」
「笑ってないよ。潤、お風呂入ろ。」


手を出せば、ぎゅって。
でも優しく包み込むように握ってくれる。


ちょっと強引なとこも、
ヤキモチ焼きなとこも、
たまに見せる甘えたさんなとこも、
全部全部好き。


俺の想い、ちゃんと伝わってるかな?


握った手をさらに握りしめると、
潤も同じように返してくれて。


「潤、好き。」
「俺は大好き。」


今までも、
今も、
これからもずっと。

好きが恋に変わって。
恋が愛に変わって。


今日。
愛が芽吹いた日。


俺、相葉雅紀。
生涯、愛し抜くことを誓います。


-end-

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