DAYS
第6章 三回目の愛図 M×O
M side
「ってことで、俺たち付き合うことに
なりました。」
翌日のレギュラー番組の撮影後の楽屋。
五人揃った時に言おうって二人で決めてて
早い方がいいだろうってことで今日。
二人で言い切って、ドキドキしたまま
みんなのリアクションを待ってる。
この沈黙は堪らなく不安だった。
もしかしたら、って考えてしまうから。
だけどそんな不安なんて一瞬で吹き飛んで、
「え!?付き合ってなかったの!?」
って、三人の声がユニゾンしてる。
こんなところまで仲がいいんだな。
って、
「何、その反応。」
「いや、だってあんだけ仲良く
くっついてたらてっきり、もう
付き合ってるもんだと思ってて。」
翔くんが驚いた顔を貼り付けたまま
こちらを向いて喋ってる。
「分かってたの?」
「いや、分かってたも何も、
あんだけ家通ってたら誰だって
思うでしょうよ。」
ごもっともです。
「でも良かったね。おめでとう♪」
相葉くんが俺たちを見て、
優しい言葉をかけてくれた。
あとの二人も、
「おめでとうございます。」
「幸せにな。」
みんなに祝福されて、温かい気持ちに
なった。
「お似合いだねー!」
相葉くんにそう言われた智は
「俺にはもったいない人だよ。」
「うわぁ♡ま、俺らには負けるけどね。
ね?和♡」
「ちょ、やめろやー。」
相葉くんがニノに抱きついてる。
嫌だって言いながら、顔がにやついて
ますけど?二宮さん。
「はーい、イチャイチャ禁止。
そういうのは家でしようね。」
翔くんがやれやれって様子で
二人を眺めてる。
「もー!相バカ!ここ楽屋!」
「相変わらず熱いね(笑)」
わちゃわちゃしてる三人を眺めながら、
しみじみと考えてたら、左手に温かい感触。
「リーダー。」
「繋ぎたくなっちゃった。」
子供みたいに、にへって笑う智につられて
俺も思わず微笑ってしまった。
それを見たら、何よりも大事だなって。
幸せだなって感じるから。
握られた手をぎゅっと握り締めて、
「大好きだよ。」
「うん。俺も。」
「はい!そこもイチャイチャ禁止ー!」
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