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襲われちゃう女の子

第4章 彼氏のお兄さん





「下で待ってたらおっ始めるかなぁって思ってたんだけどヤッてないみたいだったし。楓ちゃんの喘ぎ声聞こえてくるの楽しみしてたから残念」

「なっ……」


何言ってるんですか!?、と声を挙げて彼から距離を取る。
宗介さんはそれを見ながら「ウブいねー」と、


「もしかしてそんなに経験ないの?処女?」

「っ……ち、違います!」

「違うんだ?最近の若い子って結構やることやってんのね」


俺も若いけど、と笑顔で近付いてくる彼から離れようと後ずさりをする。
しかし一気に距離を詰められて腕を掴まれた。


「かーわいー。警戒してるんだ?」

「は、離してっ」

「楓ちゃんみたいな可愛い子、虐めたくなっちゃうんだよね」


サーと血の気が引いていく。この人危ない。
腕を振り払おうとするけどその掴む手の力が強くて意味もなかった。

ぐいっと腕を引っ張られて彼の唇が私の耳元に付く。


「兄弟ってやっぱり好み似るんだね。俺、すっげー楓ちゃんのこと好みだわ」


その言葉に「からかわないでください」と彼の顔を睨み付ける。
すると宗介さんはそんな私を見下ろすと目を細めた。


「その目、好きだな。屈服させたい」


彼はそう言うと私の唇に噛み付いた。


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