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襲われちゃう女の子

第4章 彼氏のお兄さん




「んっ、いや!」


離れようとしてもいつの間にか後頭部に手を回されていてぐいっと前に押されてしまう。
息が出来ないと開けてしまった口からぬるりと彼の舌が侵入する。

先輩と違って奥にある私の舌をねっとりと絡める攻め方にビリビリと体が痺れる。
完全に体をホールドされてしまった私は彼から逃げられるず、熱い息を漏らしながらそのキスを受け止めるしかなかった。

この人、凄くキスが上手い。
舌を絡めながら私の弱い部分を舌先で刺激してくる。


「んぁ…ふ」


苦し紛れに瞼を開けると彼の熱い視線と絡み合う。
その瞬間舌を思い切り吸われて体に快感が走った。

腰が抜けてしまった私を彼が腕で支える。
足をガクガクさせながら私は必死に宗介さんの体にしがみつく。


「感じちゃった?」


そう楽観的に話す彼に反論しようと顔を上げるが再び唇を重ねられる。
繰り返される深いキスに力が抜けると宗介さんはそんな私の体を抱えてキスをしたまま人気が少ない道の端へと移動する。

人の家の塀に私の体を押さえつけると足の間に膝を食い込ませて体を支えた。


「ふっ、思ってた通りキス顔エロいね」

「は、はぁ……はぁ」


彼の膝のせいで足が地面につくかつかないかまで体が持ち上げられているせいで身動きが取れなくなっていた。



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