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襲われちゃう女の子

第5章 敏感な体で




ホテルの前にいた時に田中さんに声をかけられた。ついていった理由はイケメンで、お金を持っていそうで、そしてセックスが上手そうだったから。
一番最後については申し分のないくらいだと今こうして直に味わって分かっている。


「高校生なのに遊んでるなんて、親が知ったら悲しむんじゃない?」

「はぁ、ぁ、あん」

「セックス好き?」


その質問の答えはイエスだった。私はセックスが好きだ。気持ちよくて、自分が自分じゃなくなっちゃうような感覚が大好きだ。
だからと言って一人の男性とヤりたいんじゃなくて、誰でもいい、私も満足させてくれる人と体を重ねたかった。

田中さんが私の足を持ち上げて肩にかかるとぐいっと体重をかけてくる。


「ふぁあっあっ、ふかっ、いんん」

「はぁ、奥まで入っちゃうね」

「んぁあっ、あぁあっきもちいんん、ぁんん」


AVみたいなセックスが好きだ。もっと犯して欲しいと思う。犯されるようなセックスが好き。
そのためなら私は……


「ん、奈々ちゃんそろそろ俺も」

「あっあっあん、あんあんあっ!」

「ふ、ん」


彼の表情が険しくなって行為の激しさが増していく。私はベッドのシーツを掴み、くちゃくちゃに自分の元へと抱き寄せた。
奥に腰が打ち付けられて、体が大きく反り返った。


「はぁあっあ!! イク! イクんっ!」

「ん、俺もだよ」

「あっ、ぁあっあ! だめぇ! はげ、しっあんあん」

「ん、っ」


最後はお互いに顔を見合わせながら盛大に達した。


「んぁあっ、ぁぁあっ、イクッ! あぁあぁあっ!」

「っ、く」


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