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ペットではなく家族です。

第8章 アポロの決断



ユリ『信じられないと思うけど…あの人
本当は…』

香織「ユリさん?」

ユリ『女』
ボーイ『ユリさん、指名です』


明の事で何か言いかけたが
No.1のユリ

すぐに指名が入り休憩する間もなく
お客さんが待つ席へ
戻る事に…


ユリ『また電話する』

香織「あっ、はいっ待ってます」


ユリは一体
何を伝えたかったのか

少し気にはなったが特に深刻な感じでは
なかった為、気にする事なく
部屋へ戻った


香織「…」

アポロ「ママ、あの人変だよ」

香織「変って誰が?」

アポロ「明って人、だってあの人」

香織「こらっ変とか言わない、明さんに
失礼でしょう」

アポロ「でもだって」

香織「ママ寝不足なの、寝かせて」

アポロ「ママ」

香織「おやすみなさい」

アポロ「…」


香織は気づいてないが
アポロは明のある秘密に気づいていた

野生の勘
嗅覚でわかったのか
それともただ単に香織が鈍いだけか…


アポロ「…」


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