テキストサイズ

ペットではなく家族です。

第8章 アポロの決断



明「そうなんだ、大変ね」

香織「…」


仕事をしながら
お客さんの相談に乗る明

最初は不思議だったが明の優しい人柄が
色々な人を個性豊かなお客さんを
集めていたのかも
しれない


男性「…すいません」

香織「はいっ」

男性「つかぬ事をお聞きしますがあなた
はここの店主の親戚か何かで?」

香織「いえ、知り合いの人からの紹介で
働かせてもらってます」

男性「そうですか」

香織「…」


たわいもない会話
明との関係を聞かれるのは
日常茶飯事で特に気にする事はなかった



明「香織ちゃん、お願い」

香織「はいっ、じゃあ失礼します」

男性「…」


だけどこの時
香織は気づいていなかった

男性がメモ帳に香織の名前を書いた事を
携帯で香織を隠し撮りした事を

その画像を
ある人物に送った事を…


男性「…香織、彼女が佐藤香織か…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ