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母親「チューして」

義父「うんっ」

朱美「…」

母親「んっ、ぁ、チュッ、ンンッ」

義父「かわいい…」

母親「ぁんっ、な…ンッ…」

朱美「…」


息を殺してるせいか
隣から聞きたくない音が聞こえる
お互いの唇を触れ合わせ貪り続ける音が
聞こえる

もう聞きたくない
気持ち悪い


朱美「…」


耳を塞ぎ
必死に耐える朱美

今出来る事は念じる事だけ
早く終われ早く終われと心の中で何度も
何度も念じ続けた

何度も…


義父「ごめん、もう行かなきゃ」

母親「…そうだね」

義父「続きは今夜しよう」

母親「うんっ」

義父「先に下行ってて、用意したらすぐ
行くから」

母親「わかった」

朱美「…」


やっと終わった
あとは隙を見て逃げるだけ

だけど何が起きたのか開くはずのない
自分の部屋のドアが開き
義父が中に…


朱美「…！？」

義父「…」