ペットではなく家族です。
第12章 亀吉の場合
♪~(自宅の電話が鳴る音)
愛莉「もしもしお母さ、えっ…」
時刻は10時近く
自宅の電話が鳴り出てみると
電話の相手は母ではなく同じ会社で働く
男性だった
男性から伝えられたのは
母が仕事中に階段から落ちて骨折
今から迎えに行くから保険証などを用意
し待っていて欲しいとの
事だった
愛莉「保険証と、あとパジャマ」
数分後
車が到着し
病院へ向かった愛莉
迎えに来てくれたのは面識のある
沢田正樹、彼だった
愛莉「母は大丈夫なんですか」
正樹「大丈夫だよ、軽い骨折だし念の為
2、3日入院すると思うけど」
愛莉「そうですか…」
正樹「…」
車で走る事数分
母が運ばれた病院に到着した
愛莉「お母さん」
母「愛莉」
愛莉「もうビックリさせないでよ」
母「ごめんね」
正樹「…」
母「沢田君もありがとうね」
正樹「あっ、いえ」
愛莉「…」