ペットではなく家族です。
第12章 亀吉の場合
愛莉「ありがとうございました」
正樹「愛莉さん、もし困った事があった
ら」
愛莉「おやすみなさい」
正樹「…」
マンションに戻ると
戸締まりをしドアチェーンをした
高層マンションだし入り口はオートロッ
ク式
泥棒は入れない
家族以外、誰も入れないはずだ
愛莉「お腹空いたな…何か食べたいけど
今から食べたら太りそう…」
空腹だったが
体重が気になる年頃
中肉中背で決して太ってるわけではない
ただ今の体型を維持したい
それだけだった
愛莉「どうしよう…」
ご飯はある
卵もカップ麺もある
愛莉は料理が得意な方ではなく
簡単に作れるラーメンで済まそうと思っ
たが…
愛莉「ダメダメ、ラーメンはカロリーが
高いから野菜野菜」
野菜室からレタスやきゅうりを取り出し
サラダにし食べる事にした
野菜だけを…
愛莉「…」
味気ない夕食
おかずが野菜だけだからか
それとも一人寂しく食べているからか…
愛莉「…美味しくない」