ペットではなく家族です。
第12章 亀吉の場合
翌朝…
亀吉「おはよう、愛莉」
愛莉「何で…」
亀吉「早くしないと遅刻するよ」
愛莉「あ、うんっ…」
亀吉「…」
一晩眠り
朝になれば元通り
元通り以前に昨夜の出来事は夢だ
夢だったのだ
きっと
だけど…
愛莉「…」
亀吉「愛莉、残さないでちゃんと食べる
恵にいつも言われてるだろう」
愛莉「ダイエット中」
亀吉「ちゃんと食べないと大きくなれな
いぞ、今は成長期なんだから」
愛莉「見たの!?」
亀吉「は?」
愛莉「…何でもない…学校行く…」
亀吉「行ってらっしゃい」
愛莉「…」
亀吉に見送られ
逃げるように学校へ向かった愛莉
実は愛莉
見た目ではわからないが
ある悩み、コンプレックスを抱えていた
それは…
結菜「愛莉、着替えないの?」
愛莉「今日は見学…」
結菜「あれの日?」
愛莉「あれって何…」
結菜「生理」
愛莉「あ、あ…ぅんっ、あれの日…」