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ペットではなく家族です。

第12章 亀吉の場合



愛莉「何…っ…」

男「見つけた、やっと…」

愛莉「!?」


腕を捕まれ床に突き飛ばされた愛莉

靴のまま上がり
無我夢中で男から逃げたが
すぐに掴まり壁際まで追いやられてしま
った


愛莉「…来ないで…近寄らないで」

男「愛莉…」

愛莉「来ないでってば!!」

男「ははは(笑)」

愛莉「…」


恐怖で震える愛莉
そんな愛莉の表情に喜びを感じ
男は不適な笑みを浮かべ被っていた帽子
を取った


男「僕の事、覚えてる?」

愛莉「…知らない」

男「僕は覚えてるよ、あの日の事は一生
忘れない」

愛莉「知らないって言ってるでしょう、
いい加減に…痛っ…」

男「すぐに思い出させてあげる」

愛莉「んッ!!」


唇に生暖かい感触が
パニックですぐに理解出来なかったが
目の前に男の顔があり感じる鼻息
考えたくなかったが
愛莉は男に…


愛莉「ん…っ、ンンッ…」


男にキスされていた


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