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ペットではなく家族です。

第12章 亀吉の場合



愛莉「…」

亀吉「僕の気が変わらない内にさっさと
消えろ」

男「あ、はいっ…」

愛莉「…」

亀吉「ちょっと待て」

男「!?」

亀吉「忘れるな、愛莉の側には僕がいる
もしまた今日みたいな事したら」

男「…わかってます…」

亀吉「忘れるなよ」

愛莉「…」


嬉しかった
亀吉が自分を守ってくれて
これからも自分の側で守り続けてくれる
その事がすごく

すごく嬉しかった


愛莉「…亀吉」

亀吉「?」

愛莉「今の亀吉、すごいかっこよかった
私の知ってる亀吉じゃないみたい…」

亀吉「僕は亀吉だよ」

愛莉「…」


男を追い詰めていた怖い形相から変わり
優しい笑顔へと変わった亀吉
亀吉の優しい笑顔に
愛莉の心は…


亀吉「気持ち悪いでしょう?すぐお風呂
準備するから」

愛莉「…ありがとう…」

亀吉「うんっ、ちょっと待ってて」

愛莉「…」


愛莉の心はグッと熱くなった


愛莉「…っ」


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