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ペットではなく家族です。

第13章 亀吉の迷い



亀吉「ただいま」

愛莉「…」

亀吉「お腹空いたでしょう?すぐにお昼
の準備」

愛莉「いらない」

亀吉「でも愛莉、朝も全然」

愛莉「いらないって言ってるでしょう、
少し一人にして…」

亀吉「…」


家に帰るなり
部屋に篭ってしまった愛莉
お昼も食べず夕方になっても部屋から
出て来る事はなく

恵が仕事から帰って来る時間になっても
部屋から出て来る事は
なかった


恵「ただいま」

亀吉「お帰りなさい」

恵「今日は無理言ってごめんね、入学式
どうだった?」

亀吉「怒られちゃった」

恵「何で?だって愛莉、亀吉の事」

亀吉「勝手に行ったのが嫌だったみたい
恥ずかしかったのかな」

恵「そう…」

亀吉「ご飯出来てるよ」

恵「ありがとう、着替えてくるね」

亀吉「うんっ」

恵「…」


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