ペットではなく家族です。
第13章 亀吉の迷い
亀吉「愛莉、もう学校行くの?」
愛莉「あ…うんっ…」
昨夜の事
何も覚えていないのか
翌日、何事もなかったように愛莉に接し
てくれた亀吉
大人の対応にホッとした半面
恥ずかしくなった
亀吉「行ってらっしゃい」
愛莉「…」
中学生になり少しは大人になったつもり
だったが中身は子供のまま
幼稚だった
愛莉「…はぁっ…」
結菜「どうしたの、ため息なんてついて
心配事?」
愛莉「なんか最近、胸の辺りがモヤモヤ
してさ」
結菜「病気?」
愛莉「ある人が自分以外の異性と仲良く
してるの見るとモヤモヤって…」
結菜「プッ(笑)」
愛莉「ちょっ、何で笑うのよ!!」
結菜「だって…(笑)」
愛莉「…」
結菜「それって恋でしょう?」
愛莉「…えっ!?」
結菜「愛莉にもついに春がきたのか、で
相手は誰?」
愛莉「誰って…」
結菜「同じクラス?それとも別?」
愛莉「…」