ペットではなく家族です。
第13章 亀吉の迷い
愛莉「はぁぁ、終わった」
30分程かけ
日誌を書き終えた愛莉
外はいつの間にか日が沈み夕暮れ時に
早く帰りたかったがもう一つ
仕事が残っていた
愛莉「あぁ、あと教材持ちに行かなきゃ
疲れるな…もう…」
教材を取りに教材室に向かった愛莉
全員分となると30個
かなりの量だ
女の愛莉が一回で運ぶのは無理
面倒だが往復しないと
だけど…
愛莉「…?」
一往復し二往復目
残りの教材を運んでいた時
愛莉は運悪く男女のある場面に遭遇して
しまった
それは…
女子「好きです、私と付き合ってくださ
い、お願いします!!」
愛莉「告白…」
これぞ青春物語か
一世一代の告白に遭遇しまった
邪魔しないよう見つからないように
去ろうとしたが驚く事に
その相手は…
女子「宇佐見君」
隼人「…」
愛莉「宇佐見君、だったんだ…」
女の子の方は初めて見る顔だったが
告白の相手は宇佐見隼人
彼だった
女子「私じゃダメ…かな?」
隼人「…あのさ」
愛莉「…」