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ペットではなく家族です。

第14章 クロ様の覚悟



新之助「会計するぞ」

クロ様「じゃあこれっ、よろしく」

新之助「すごい量だな…」

朱美「…」


下着と生理用品
クロ様の選んだ物に紛れ
朱美が買った物を新之助に見られる事は
なかった

そして今回もまた新之助は…


新之助「カードで」


支払いはブラックカードだった


朱美「…」


改めて見ると
新之助の身につけている物
車もそうだったが、なかなかの代物

もしかしたらお金持ちなのかも
そう思ったが…


新之助「着いたよ、ここが俺の家」

朱美「普通だ」

クロ様「ボロ家だな」


普通の木造アパートだった


新之助「今日は色々あって疲れただろう
すぐ風呂の準備するから」

朱美「すいません…」


お風呂に入り
その日はすぐ休む事に

とはいえ狭いアパートに空き部屋はなく
新之助、クロ様、朱美の順に並び
川の字で眠った


朱美「…」


安息の時間
誰にも邪魔されず眠れる

だけど見知らぬ天井、慣れない環境で
体は重く疲れてるはずなのに
眠れなかった


朱美「…はぁっ…」


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