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ペットではなく家族です。

第14章 クロ様の覚悟



新之助「身長とか髪とか持ってる物とか
思い出して!!」

朱美「あ…う…えっと…」


新之助に急かされながら
女性の特徴を思い出そうとする朱美

だけどアパートから距離が離れていた為
女性の髪が長かった事以外
覚えていなかった


新之助「他には?」

朱美「遠くてよく見えなくて…」

新之助「…はぁっ」

朱美「先生?」

新之助「…ちょっと出て来る」

朱美「あ、はいっ…」

クロ様「…」


時間的にすぐ戻って来るものと思ったが
日付が変わる0時を過ぎても
新之助が戻る事は
なかった


朱美「…」

クロ様「まだ寝ないの?」

朱美「…ぅんっ」

クロ様「あいつ鍵持って出たから大丈夫
だって、早く寝ようぜ」

朱美「…そうだね…寝よっか」

クロ様「…」


待ちくたびれ
戸締まりをし寝る事にした
いつもは三人、並んで寝ていたが今夜は
新之助がいない

朱美とクロ様、二人だけ
二人っきり…


クロ様「二人っきりだな」

朱美「バカ言ってないで寝るよ…」

クロ様「はいはい」

朱美「…」


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