ペットではなく家族です。
第14章 クロ様の覚悟
朱美「…!!」
クロ様「ハァハァ…ッ、ハァ…」
朱美「…クロ…様…」
クロ様「大丈夫、俺様はあんな最低男と
は違うよ」
朱美「…」
クロ様「でもギリ危なかったけど」
朱美「…バカッ」
射精寸前
クロ様は朱美から離れ
中出しする事なく床に精液を放った
冗談っぽく、そう笑って話していたが
クロ様の真剣な想い気持ちは
朱美の心にもちゃんと
伝わっていた
クロ様「さっ、もう寝るか」
朱美「…ぅんっ」
名残惜しいのか
朱美を抱きしめ眠ったクロ様
抱きしめられたままで少し眠りにくかっ
たが
クロ様の匂い
体温に安心したのか
朱美もすぐに眠りにつく事が出来た
朱美「…」
クロ様「…!!」
寝ていなかったのか
クロ様はそっと布団から出ると
窓を開け暗い夜空に向かって一人喋りだ
した
クロ様「わかってるよ、もうすぐお別れ
だって…」
朱美「んん…っ…」
クロ様「結局、俺様と朱美では住む世界
が違う、所詮カラスは…」
朱美「…」
クロ様「死の使いだからな…」