ペットではなく家族です。
第3章 花子の場合
颯太「…」
花子「あぁこれっ?裸だったから颯太の
シャツ借りたよ」
颯太「あ、あぁ…」
花子「洗濯前のシャツだから颯太の匂い
する」
颯太「えっ」
花子「いい匂い(笑)」
Tシャツ一枚だけ
しかも洗濯前のTシャツだ
少女、花子には少し大きいようで時折
前屈みになると胸元が
見えて…
颯太「!!」
花子「颯太?」
颯太「あっ、だから…だからどういう事
なんだ、どうして犬が人間に」
花子「?」
颯太「人間、人間に…」
話したいのに
ちゃんと話したいのに
人間の花子が…花子がかわいい…
かわいくて…
颯太「何考えてんだ俺のバカッ、相手は
花子、犬の花子なんだぞ」
花子「?」
颯太「かわいくても花子は花子、それに
俺、ロリコンの趣味ないし、ないし」
花子「ロリコン?」
颯太「何でもないよ、何でも」
花子「…」