テキストサイズ

ペットではなく家族です。

第15章 香織の結末



孝太郎「じゃあ先に出るから」

香織「…孝太郎」

孝太郎「今の仕事が落ち着いたら妻とは
離婚する、だから待ってて」

香織「え…本当に?」

孝太郎「本当」

香織「…わかった、待ってる」


不安な気持ちも
孝太郎の一言で一気に消えた
時期は未定だったが孝太郎は妻との離婚
を考えてくれている
それだけで…


孝太郎「また連絡するから」

香織「待ってる」


それだけで幸せだった
だけど…



香織「新着メールはなし、か…」


その日を境に
孝太郎からの連絡は途絶えた
単に仕事が忙しく連絡出来ないだけかも
しれない

もしかしたら奥さんにバレたのかも
自分との関係が…


香織「…孝太郎…何で…何でよ…」

明「香織ちゃん?」

香織「…確かめなきゃ…」

明「香織ちゃん」

香織「行って確かめなきゃ…」


そう思うと
居ても立っても居られなくなり
気づいたら香織は店を飛び出していた
住所も会社も知らない

だけどあそこなら会えるかも
孝太郎と再会した
スーパー

あそこなら…


香織「孝太郎…孝太郎、どこ…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ