ペットではなく家族です。
第3章 花子の場合
花子「ねぇってば」
颯太「うるさいなぁ…何回も言わなくて
も聞こえてるよ」
花子「だって…颯太、返事してくれない
から」
颯太「考え事してたんだよ…」
花子「そっか」
颯太「…」
花子「ねぇ颯太」
颯太「はいはい、何ですか?」
花子「せっかく人間の姿になれたんだか
ら一緒に遊ぼう」
颯太「嫌だよ、俺まだ寝たいし」
花子「えぇ~遊ぼうよ」
まるで
駄々をこねる子供のように
花子は自分の腕を颯太の腕に絡ませ
必死にお願いした
花子「遊ぼ遊ぼ、遊ぼうよ」
颯太「嫌だ」
最初の内は気にはしていなかったが
花子は颯太に体を密着させ
最終的には自分の胸を颯太の腕に
押し当てるような
形になり
颯太「!!」
小さい胸とはいえ
その感触は人間の女性と同じで…
花子「遊ぼうよ、ねぇ」
しかも
花子は今ノーブラ
Tシャツ越しの感触とはいえ
かわいい少女に胸を当てられ上目遣いで
頼まれたら
花子「ねぇ」
颯太「…わっ、わかったよ!!」
花子「やったぁ!!」
颯太「…はぁ」