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颯太「ダメだ、ダメだダメだダメだ」

花子「何で？何でダメなの？」

颯太「花子の初めての相手がドーベルマ
ンだなんて荷が重過ぎる」

花子「えぇ～」

颯太「花子の初めてはもっとこう優しく
て癒し系な感じの」

花子「意味わかんないし」

颯太「だ、か、ら」

花子「颯太は？颯太はダメなの？」

颯太「それ、は…」

花子「颯太、さっき好き同士じゃなきゃ
ダメだって言ってたけど私、颯太が好き
颯太は私の事好きじゃないの？」

颯太「俺だって」

花子「…！！」

颯太「…俺だって…好きだよ」

花子「颯太？」

颯太「…」


気づけば
花子を強く抱きしめていた

この行為、告白がどんな意味を持つのか
それは颯太が一番よく
わかっていた

だけど…


花子「颯太、どうしたの？」

颯太「…本当に…本当にいいのか…」

花子「いいよ」

颯太「初めては痛いって聞くけど本当に
大丈夫か？本当に」

花子「大丈夫、痛いのくらい我慢するし
それに…」

颯太「それに、何？」

花子「初めては颯太がいいから」

颯太「…」