ペットではなく家族です。
第19章 朱美の結末
朱美「ぁ…っああ…んぅ…」
ギュッと目を瞑り
その時を静かに待った朱美
だけどいくら待っても衝撃は訪れず
恐る恐る目を開くと
そこには…
クロ様「…」
朱美「ク、ロ…さ…ぁあ…」
そこには
クロ様が立っていた
数日、数週間ぶりの再会だった
頬は痩け全体的に少し痩せた様子で
見るからに髪もボサボサ
ゴワゴワだった
義父「あ、ああ…」
クロ様「死ね、このカスが」
義父「ゴホッゲホッ、あぁ…あ!!」
朱美「…ぁ…」
クロ様の足元には
股間を押さえ悶える義父の姿が
どうやらクロ様に股間を蹴られたようで
自業自得
このまま不能になればいいのに
そう思ってしまった
クロ様「朱美、大丈夫か」
朱美「クロ様…ぁ…ずっと…いないから
心配、し…てぇ…」
クロ様「とにかくここを出るぞ」
朱美「…あ、はいっ…」
クロ様「…」
クロ様の肩を借り部屋を飛び出した朱美
肌が触れるたび変に反応し
体は震えたが…
朱美「クロ様…クロ、さま…」
クロ様「もう大丈夫、大丈夫だから安心
しろ」
朱美「ぅんっ…」
クロ様「…」
不安はなくどこか期待してる自分がいた
クロ様なら何されてもよかった
例え殺されても…