ペットではなく家族です。
第22章 龍之介の結末
龍之介「…」
野次馬の中に愛がいた
見間違いじゃない、あれは愛だった
偶然居合わせた?
それとも愛が関わってる…
龍之介「…そっか」
警察官①「白状する気になったか」
龍之介「…お巡りさん…被害届出したの
愛でしょう…」
警察官①「守秘義務があるから答えられ
るわけないだろう」
龍之介「…愛だったのか…」
警察官②「…」
龍之介「ははは…ははははは…」
龍之介は確信した
今回の逮捕に愛が関わってる
名前を教えたのも自宅に連れ込んだのも
彼女だけ
愛だけだった
龍之介「お巡りさん、一つだけお願いが
あるんですけど聞いてもらえます」
警察官①「お願い?」
龍之介「ピー子、彼女の事お願いします
彼女、外の事何も知らないから」
警察官②「…」
龍之介「よろしくお願いします」
警察官①「…わかった」
警察官②「…」