ペットではなく家族です。
第22章 龍之介の結末
「立花龍之介 児童買春の罪で逮捕!!」
新聞やニュースなど
龍之介の逮捕を大きく取り上げた
有名な作詞作曲家、立花龍之介の逮捕は
音楽界だけでなく芸能界にも
大きな激震を与えた
警察官①「…」
警察官②「立花龍之介、実刑らしいです
よ、被害者が後を絶たないって」
警察官①「その気力を音楽に向けてれば
良かったのにな」
警察官②「本当ですよ」
警察官①「…」
二人は事件後
龍之介の家を訪ねていた
証拠物などは押収され刑も確定した
ここに来る理由はないのだが…
警察官①「…」
警察官②「…わあっ!!」
ピー子「龍之介、龍之介、龍之介」
二人がここを訪れた理由
それはピー子を引き取りに来たのだ
動物に罪はない
ピー子を飼う事は出来なくても
引き取り手を探す事くらいなら出来る
警察官「…」
警察官②「鳥、ですね」
ピー子「龍之介」
だけど部屋にいたピー子は人間の女性
ではなく鳥、鳥の姿をしていた
元に戻ったかと思ったが
それは違った
最初から違ったのだ
何もかも…