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ペットではなく家族です。

第5章 アポロの場合



香織「すいません、お願いします」

ボーイ「かしこまりました」

香織「…」


喫茶店を出ると
赤沼の待つホテルに向かい
香織はボーイに鍵を渡すとタクシーで家
に戻った

色々あったけどこれでいい
これで…


香織「ただいま…」


家に戻ると
香織はすぐ荷造りを始めた


大丈夫だとは思うが逆上した赤沼が
家に来るかもしれない

仕事は辞め携帯も変えて引っ越しもする
赤沼の前から一刻も早く
消えなくては…


香織「…よし、アポロ、行こっか」

アポロ「…」


必要な物だけ
最低限の荷物だけ持ち
アポロを連れ香織は近くのホテルへ向か
った


香織「…」


ホテルに到着するで部屋の中に入るまで
赤沼に見つかるのではないか
捕まるのではないか
不安で
しばらくの間
落ち着く事が出来なかった


香織「…はぁっ…何とか無事、到着」

アポロ「…」


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