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第23章 さようなら

次の日 舞は仕事を休み、涼太の出張先に新幹線で出かけて行った。

事前に涼太に 話があるからと言っておいたが まさか離婚の話しだとは思ってないみたいで 声色が明るい。

でも 舞は きちんと話す事を決めていた。

夜 涼太が泊まっているホテルで 舞は最初からの経緯を話した。

涼太は 舞の話しを黙って下を向き 聞きながら 体を震わせ 怒りに耐えてるようだった。

話し終わると 最初は舞をなじり 激しく怒り 1発平手打ちをくらわしたが

それでも やっぱり舞が好きだから離婚したくない。夫婦生活を続けたいと言ってくれた。

舞は真弓の時と同様に 土下座をし 謝り 2度と梶原と2人で会ったり ましてや 浮気はしない事を誓った。

すると 涼太がこの前から 九州への転勤の話が持ち上がってる事を話し 思い切って 家族で九州に移り住もうか?と言う提案が涼太からあった。

舞は 梶原と離れたかったし もしも涼太が許してくれるなら 梨花と新規一転 一から新しい土地でやり直したかった。

なので 承諾の返事をした。

そして 舞は涼太に 引っ越す時は 誰にも言わず わからないようにそっと引っ越そう!とお願いした。


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