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過ちは奇跡ですか?

第2章 鏡 悠真

「だるい・・・
でも、家にいたくない」


フラつく足取りで制服に着替え家を出た。
朝食は近くのコンビニで調達し、学校へ向かう。
その途中吐き気に気付き道端でうずくまった。


「どーしよ・・・」



吐き気からか、涙が勝手に零れる。
呼吸は荒く額から汗が出た。


「誰か・・・」



この時間に誰も通らないことは知っているけど
つい助けを求めてしまう。

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