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過ちは奇跡ですか?

第3章 高嶺 海音

「さてと・・・」


俺は一度寝室を後にしキッチンへ向かった。


「飲み物・・・
酒しかねーし」



冷蔵庫を空けスポーツドリンクでも出してあげようと思ったがこんな日に限って酒しかない。



「仕方ないな」

と、俺は水筒に水道水と氷を入れ、冷蔵庫にあったゼリーと水枕を持ち寝室へ戻った。
すーすーと規則正しい寝息が聞こえる。
汗ばむ額をタオルでぬぐい水枕を頭のしたにいれてあげる。



「汗、けっこうかいてるな・・・
ごめんな」


そう言って制服を脱がせた。

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