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過ちは奇跡ですか?

第1章 見つかった

「そ、それだけは」

「じゃあ。俺の質問に答えて?」

「鏡・・・悠真です」

「学校は?」

「・・・」

「また黙るの?」

「何でも、何でもするのでっ」 



そこまで言うとお兄さんに口を手でおおわれた。



「何でも?君はその言葉の重さを知ってるの?
なら、俺の言うことを全部聞くんだよ?」




それで許してもらえるのならと甘い考えで俺は思わず頷いてしまった。

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