テキストサイズ

覚醒

第1章 両親の寝室

下半身は、おそらく下着を着けていないことが見て取れる。「おそらく」と言うのは、局部だけ真っ黒なインクによって修正が施されていてほぼ見えなくなっていたからだ。

股間は剥き出しになるように大きく開かされ、足は膝を曲げた状態で縛り上げられている。

股間には、2つの縄の結び目が、ちょうどクリトリスの辺りとすぐ下の膣口の辺りに充てがわれ、縄が前から後ろへと、股間に食い込む形で締め上げられていた。

女の顔は恍惚とした表情で、赤い唇は半開き、目は虚ろげで潤んでいる。髪は、結い上げてはいるものの、乱れ、汗ばんだ額や、頬に張り付いている。

内腿や、鼠径部には、粒状の汗が滲み、その様は、卑猥ではあるのだが、その中に言い知れぬ美しさと悦びがにじみ出ていた。

「…すごいわ。気持ちいいのかな」

真実は、自分のアソコがヒクヒクと疼いて、熱を帯びていることに気づいた。

こんな感覚になったことは、生まれて初めてだった。

エアコンで冷めた躰が、再び火照り出す。

「私、どうかしてるのかしら…この人みたいにされてみたい…あぁ…」

幼い躰がもどかしく疼き出す。

しかし、どうやってこの疼きを慰めたら良いのか幼い真実にはまだその術が分からなかった。

真実は、スカートの肩紐を胸の前でキツく交差させ、胸を締め付けるように引っ張った。

この女を真似る事で、この疼きを癒せると思った。

しかし、発育途中の幼い真実の乳房には小さなシコリがあり、ただ鈍い痛みを感じるだけで、期待した快感は、得られなかった。

今度は、そっとスカートの中に右手を忍ばせ、ショーツの上から熱く火照った秘部に触れてみた。

女の股間に充てがわれていた縄の結び目と同じ場所を探り出し、なぞってみる。

上の方を触ると、躰が、ビクンッと跳ね上がるような強い感覚があった。その下の窪みをそっと押すと、クチュッという湿った卑猥な音がした。

「え?私、ヤダ…」

オシッコを漏らしてしまったのではと思い、ショーツの中に手を差し込み、確かめる。
縦溝に中指を這わせ、窪みの部分を触ると、ヌルヌルとした液体が真実の指を濡らす。それは明らかに、オシッコとは別の物だ。

「どこから、こんなお汁が出たのかしら…」

自分の目で確かめたくなり、ショーツを脱ぎ、座ったまま膝を立てて足を開き、股間を覗いたが、良く見えない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ