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覚醒

第10章 策謀

トイレから出ると、康太が廊下に立っていた。

真実は思わず、目を背けてしまった。

「…?真実?どうした?」

康太は真実のいつもと違う様子に、違和感を感じ、声をかける。

「ううん、何でもないわ。康太君、今日はバイト?」

「いや、今日は休みだ。真実、これからウチ来いよ。一緒に飯食わねぇ?」

「…うん、でも…」

真実は、早く家に帰って、父に可愛がって貰いたかったのと、康太への後ろめたさで、返事を躊躇った。

「ん?どうした?何か用事でもあるのか?」

「ううん、ないわ。いいわ、行く」

断るのも、変だと思われるかも知れないと思った真実は、康太の誘いを受けた。

康太と一緒に食事をし、その後当然のように、康太は真実を求めて来た。

真実の躰は強張って固くなっていた。何故か康太を躰が拒否しているよだった。

康太のキスを制して真実は、

「康太君、あの、お願いがあるの。あ、あの、そうそう、えっと、法医学のレボートと、細胞生理学のレボート、手伝ってくれない?私、苦手なの。ね、お願い」

「ん?今?また今度ね。今は真実を食べたいんだ」

真実の必死の抵抗も空しく、康太に押し倒されてしまう。

「…ッ、ンンッ…」

クチュ、チュッ

康太の深く濃厚なキスの雨が降る。

首筋を吸われながら、乳房を揉まれる。ポロシャツの裾から手を差し込み、ブラジャーのし下のワイヤーをずり上げて乳首を摘まみ、時折強く捻られる。

やがてポロシャツをたくしあげ、ブラジャーも外された。

チュパチュパ レロレロ

乳房を吸われ、舐められる。

乳房を吸いながら、デニムのミニスカートの中に忍び込む右手。

ショーツの上から、縦スジをなぞる。

クリトリスもグリグリと弄り、ショーツの脇の部分から指を差し込み、割れ目を直接なぞる。

しばらくして、ショーツに手をかけ、引き下ろされようとしたとき、

「いやッ待って!」

真実が足をすぼめ、股間を両手で押さえて隠した。

「ん?どうした?ほら、手をどかして」

康太は、真実の手をどかして、ショーツを引き下げた。

「…!」

「み、見ないで」

「真実、ココどうした?剃ったの?何で?自分で?」

康太の質問責めに、真実は、涙を浮かべる。

「あ、あの、水着着たりしたとき、はみ出したりするから…」

真実は、咄嗟に思い付くまま言い訳した。

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