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BED de 嵐

第1章 P・A・R・A・D・O・X(青緑黄紫×赤)

「はぁっ…はぁ…」


頭がぼんやりする。


智「翔くん…挿れるよ」


ぐったりとした俺の足を抱え、後口に塊があてがわれる。


「あ、あぁっっ…!」


二度の吐精を受け入れた俺の中は、智くんをすんなりと受け入れた。


智「はぁっ…マジかこれ…」


雅紀「言ったっしょ?翔ちゃん名器だって…」


智「おいらも早漏だわ…」


智くんが俺の腰を掴み、動き始めた。


「あ、あんっっ…や、智くんっっ…」


指で押された場所を何度も擦られ、言い様の無い感覚に陥る。


「駄目っっ…やだ…おかしくなる…怖いっっ…」


智「翔くん…」


動きが止まり、見つめられる。


智「愛してるよ…」


「………智くん…」


智「一緒に気持ちよくなろ?快感に素直になって…」


指を絡めながら手を握られた。


何で…。
嫌なのに…酷い事されてるのに…心を掴まれた気がする…。


「あぁっっ…はぁっ…」


智くんがまた動き出す。


駄目だ…もう…。


「あ、き、きもちっっ…」


智「翔くん…何…?」


「き、気持ち…いい…っっ…」


智「おいらもだよ…はぁ…」


「ひぁっっ、あんっっ、智くんっっ…やんっっ…」


智くんにしがみつき、俺は声を上げた。


潤「翔くん…色っぽい…」


3人が間近で…喘いでる俺を見つめてる。


「はぅっっ…智くんっっ…も、出ちゃ…」


智「おいらもイく…!」


「あ、イくっっ…あぁんっっ!!」


智「くっっ…!」


俺のお腹に俺の体液が、俺の中に智くんの熱が放たれた。


「はぁっ…はぁっ…」


智「はぁっ…翔くん…良かったよ…」


おでこにキスをして、智くんは抱き締めてくれた。


「………俺も…智くん…」


和「ほら大野さん。次は私ですよ。早く退いて下さいよ」


智「いてててて!」


にのが前に立ち、 大野さんの耳を引っ張った。


智「分かったって!」


ズルリと塊を引き抜いた勢いで智くんがそのままベッドの下に転げ落ちる。


「さ、智くん…!」


重い身体をお越し、智くんに手を伸ばしたその手をにのに掴まれた。


和「人の心配する暇があるんですか翔さん」


「………え…」


和「さ。最後ですよ翔さん。沢山泣いて下さい」


ゾクリ、と俺の背筋が凍り付いた。

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