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BED de 嵐

第3章 迷宮ラブソング(松岡昌宏×櫻井翔)

和「翔さん…」


「え?」


見るとにのが面白そうに肩を揺らしてる。


「何?」


和「松兄に『あ、うん』しか言ってないですよ」


「え…そう?」


潤「確かに」


和「まだ慣れないんですか?」


「いや…まぁ…」


潤「付き合って何年だっけ?」


「………5年…」


雅紀「うわー!新鮮過ぎ!」


智「まさか…翔くん…」


「ん?」


智「まだバージン?」


「ぶっ!」


飲んでいたお茶を吹きそうになる。


雅紀「ひゃっひゃっ!」


「そ、そんな訳ないよ…」

智「だよなぁ。でも5年も一緒に居て何でそんなに緊張すんの?」


「だって…」


潤「だって…何?」


「………恥ずかしいんだよ…」


智「………」


雅紀「………」


和「………」


潤「………」


ぽかんとした表情で全員が俺を見た。


「な、何だよ…」


智&雅紀&和&潤「かーわいい!」


「なっ、何だよぉそれ!」


和「ベタ惚れじゃないですか」


「う…だって…格好いいだもんずっと…」


智「ぷふっ」


潤「そんなに恥ずかしいんだったらさ…セックスする時大変だな」


「うっ、うるさいよ」


雅紀「えー気になる~恥ずかしいならどうやってしてるの?」


「言うかよ!」


雅紀「いい大人なんだからまさかマグロって事は無いよね?」


「………」


潤「………え?」


「いやあの…どっからマグロなのか…」


智&雅紀&和&潤「………」


「いやほら…俺だって頑張ってるよ?でも…いつの間にか相手のペースってゆーか…その…」


これ以上言えない。
恥ずかしくて黙るとにのが俺に言い放った。


和「翔さん…それじゃその内浮気されますよ」


「ははっ、まさかぁ」


ケラケラと俺の笑い声が楽屋に響く。


「………え?」


笑ってるのは俺1人で…4人は大真面目な顔で俺を見ていた。


「………ははっ」


徐々に笑いが引きつってくる。


どうしよう…。昌宏さんが浮気?
俺の心に不安な気持ちが渦巻き始めた。

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