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BED de 嵐

第3章 迷宮ラブソング(松岡昌宏×櫻井翔)

そうだった。
初めて抱かれた日からそうだった。
俺が何かしようとすると…昌宏さんは拒む。
「そんな事しなくていい」って…。
結果、俺はいつもマグロ状態。
1人で気持ちよくなってる。
そんなんじゃ…皆の言う通り浮気されても仕方無い。


雅紀「大丈夫だって翔ちゃん。松兄だって翔ちゃんにベタ惚れなんだって」


「そんな事ない。告白したのは俺だし…そんな素振りないもん」


雅紀「翔ちゃん…自信持ちなって」


「………無理」


和「翔さんあのね。これ…黙ってろって言われてるんだけど」


「ん…?」


和「いつも言われてんすよ松兄に。『翔に悪い虫が付かない様に4人で見張ってろ』って」


「え…?」


雅紀「にのそれ言っちゃうんだ。絶対言うなって言われてたのに…」


和「だってここまで翔さんが自信無さげだったらねぇ」


雅紀「確かに」


「………そんな事…言われたの?」


雅紀「そうだよ。『もし変な奴に言い寄られてたら直ぐに俺に知らせろ。ぶっ飛ばしてやる』って」


「………」


和「あの松兄がそんな事言うなんて…翔さんに惚れてなきゃ言わないですよ。それに今日だって…『翔の顔見にきただけ』って。どんだけ愛されてるんすか」


「それは…」


雅紀「きっとあまり何もさせないのも…翔ちゃん大事にしてるからなんじゃない?」


「そう、なのかな…」


雅紀&和「うん」


2人が大きく頷く。


「何か…凄く嬉しい」


雅紀「でもたまにはこういうプレイもいいかなってここに連れて来たんですよ。浮気されるなんて言いましたけど…よっぽどで無い限り大丈夫ですよ」


「うん…でも俺頑張るよ。昌宏さんに喜んでもらいたいから…昌宏さんの誕生日あまり何も出来なかったし」


雅紀「頑張ってね翔ちゃん」


「じゃあ買って来る」


俺はガーターベルトと花魁の衣装を掴み、レジに向かった。

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