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BED de 嵐

第3章 迷宮ラブソング(松岡昌宏×櫻井翔)

旅行当日。


隣で車を運転する昌宏さんをちらりと見つめる。
………やっぱり格好いい。


運転するその姿も様になってる。
女子の言う彼氏のモテ仕草で車を運転する姿が上位に入ってるのが分かる気がする。


2週間前の昌宏さんの誕生日はお互い夜まで仕事で…。
逢ってプレゼント渡す位しか出来なかった。
だから…今日と明日は…想い出に残る旅行にしたい。


あのセクシーランジェリーと…花魁のコスプレも準備万端。


家で何回も試した。
ガーターベルトはまさかのジャストサイズ。
花魁の格好も少し丈が短かったけど…何とか着こなせた。
でも…ガーターベルトって着けるの大変…。


空港に着き、駐車場にバックで入れる。


昌宏さんがハンドルを片手に持ち、後ろを向きながら入れる。


うわうわ…近い。


チラッと見つめると…間近に見えるサングラスの奥の瞳と無精髭。


もうたまんない…格好良すぎ。何かえろいし…。


松岡「よし、オッケー」


「あ、ありがと…」


車を降りようとドアに手を掛けるとふいに腕を掴まれる。


「え…?」


振り返ると目の前に彼の顔。
そのままそっと唇が触れた。


「っっ…!」


松岡「ははっ、顔真っ赤」


楽しそうに昌宏さんが微笑む。


「だ、だって急に…」


松岡「翔がチラチラ俺の事見るから…キスしたいのかなって」


バ、バレてる…。


松岡「嫌だった?」


「そ、そんな事ない…びっくりしただけ…」


松岡「そ?じゃあもう少し…」


「え…ん、んぅ…」


ゆっくりと唇が重なる。


「ふぅ…はぁ、ん…」


啄むだけのキスの後、昌宏さんの舌が入って来る。


気持ちいい…。昌宏さん…本当キス上手い…。


俺は昌宏さんの腕にしがみつく様に抱き着いた。


車内に響く水音が余計に興奮する。
もっと欲しい…。


すると不意に離れる唇。
もう終わり…?


松岡「ふふっ、そんな顔するなよ。夜は嫌って程してやるから」


その言葉でまた顔が赤くなる。


松岡「本当可愛いな。よし行こうか」


頭をぽんぽん撫でられ、昌宏さんが車を降りる。
俺は慌ててその後を追い車を降りた。

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