テキストサイズ

大野さんのバカ

第4章 4

Kazunari side

今日のリハは楽しかった

スタッフの一部の言動にひやっとしたことも無いことはなかった

地元の学生に挨拶に行った時も緊張が走った

いくつかの取材や密着のカメラなんかにも,いつもより慎重に対応した

でも朝皆で話したことが
大きな繋がりを作っていて
同じ方を向いているのがわかるから
心強かった

翔「じゃぁ,これにて…一旦終了で…
皆さん,怪我のないように
最後まで宜しくお願いします!」

翔さんが挨拶をして
自分にもマイクが回ってきて
少しだけ挨拶して
リーダーにマイクを渡す

緊張気味にマイクを握る智の背中をポンと触った

智「お疲れ様でした
あとは各自確認したいところをしてもらって…本番に備えてください
いよいよですが怪我の無いように…
最後までお願いします」

少し言葉を詰まらせながら挨拶する
そんな智を見る皆にも緊張が見える
いつもなら無い空気…
それを少しでも消したくて

和「アレやっといたら?」

さりげなく智の背中をさすりながら
マイクを通して笑って言った

雅「あ,やってやって,煽り」

スタッフに向けて
外で聞いてるファンに向けて
大野智は健在ってとこ
見せてやってよ

翔「やろう,智くん」

潤「OK,宜しく,リーダー」

智は皆の顔を一通り見て
ふっと笑ってマイクを持ち直した

皆に目で合図してスッと息を吸う

智「いくぞ宮城ー!
あらっしー!
もっと,あらっしー!
もっと,あらっしー!
ARASHI BLAST in Miyagi !!
….レッツゲッター!
パーリィー…スターティー!
最後まで怪我のないように,よろしくぅ!
Thank you!!」

皆いつもの笑顔でハイタッチできた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ