制服の魔法
第13章 離ればなれ
ほんと憂鬱だ
だってあの人たちといなければこんな目には会わなかったのに、また会わなくちゃいけないなんて…
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クローゼット前
暗い道は、今日はもっと暗く見える
落ちるときも、何だか今日は恐くない
−−−−ドサッ
皆はもう帰っていた。いつもなら話し込むけど…そんな気分じゃない
私は部屋に向かった
『ハァ…最近話してないな』
−−−コンコン
「夏目…大丈夫?服まで濡れて。最近元気ないしさ……」
港くん…心配してくれてたんだ。
『ぁりがとぉ…大丈夫』
声が震えそうになった。
私の目からは大粒の涙が流れていた