制服の魔法
第13章 離ればなれ
私は目に写った光景が真実と思えなかった
『唯っ!!』
「…なつめ…うぅ」
びしょ濡れになり、白シャツは血や泥で汚れ、机に出された教科書はボロボロだった
『唯。なにが…』
泣いてる唯
「昨日の人達…」
唯に仕返ししにきたんだ…
唯に目が行くなんて
予想はしてた。
私が対処しなかったから…
『ごめんね、唯。もう迷惑かけないから。私達少し離れよ?私は大丈夫だからさ…ね?』
もう唯にはたくさんの友情を気づかせ、与えてくれたと思う。
私だけ唯に助けられてばかりじゃいられないから
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それから唯は学校に来ることが無くなった
『唯…』
胸がジンジンして、悔しさに引きずり込まれそう