制服の魔法
第15章 部屋にて
退かそうにも起きちゃいそうで退かせないよ…
私の左には水森くんの顔がはまってる
唇が今にも当たりそう
−−−ドキドキッ
『はぁー ふぅー』
深呼吸して気持ちを落ち着かせる
『水森くん…』
だんだんと抱き締めていた手は強くなっていく
『水森くん…苦しいよ…はぁ』
暖かくて温もりが感じられる
−−−−『あ…』
急に手が緩くなった
「うぅ…」
水森くんが私を見下ろす状態になった
目を擦りながら私を見つめる
「え?………あぁっ!…ごめん、夏目ちゃん」
直ぐに元の体制に戻る
『…//』
「ホントにごめんね。俺、何かしちゃってないよね…?」
『う…うん。だ、だ、大丈夫っ///』
強いて言えば首に少々キスしましたっ!
「俺寝相悪くて。」
『いえいえっ//』