制服の魔法
第36章 勘違い
『ふぅ…ん…//』
「ちょ、夏目。顔真っ赤じゃん!?いつの間にそんなに飲んでたの…」
『え……ふぅ///』
「外いって、頭冷やしたら?」
『うん…そぉする』
立とうとすると、目眩がした
『…あっ、う…』
どうにか持ちこたえ、壁を這うように歩いていく
こんなに一歩が重たく感じたのは初めて
だ
『ん、なんなの…蓮くんったらぁ………思わせ振りな行動したくせにぃ〜!』
あんなにべたべたして。ホントに女の子狙い?
ただ軽く遊んでるだけ?
外に出てみると、心地好い風が体を通り抜ける
冬のせいか、酔い気がすっかりなくなった