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｢えっ///……うん。手かして…｣

私の手をそっととる
男物の手袋…

｢これでいい…？｣

『はい……ありがとうございます』

暖かい…

｢あのさ…一緒に来てた人って、友達？あの人って芸能科の有名人だよね｣

『あぁ…蓮くんですよね』

頭にキスのことがフラッシュバックする

頭のなかでは、思ってる以上に難しいことばかり考えていておかしくなりそうだ

｢夏目…ちゃん。その蓮くんと何かあったの？用事とか嘘でしょ？急いでないし｣

『……』

｢ご、ごめんね。他人が触れることでもないよね…｣

『いえ…』

学園には徐々に近づいている

『なら…慰めてくださいっ！』

｢へっ？///｣

『寮に帰っても、多分みんな寝てるし、今はハルさんに話を聞いてほしいんです』