制服の魔法
第43章 緑色
――ピピピピッ
目覚ましを叩き、音を止める
『……学校かぁ』
お風呂で倒れたとこから記憶がない。
今日はテストで、休めないし、全校で一気にやるから出なくちゃいけない
いまいち行く気にならない
制服を着て、髪をセットしようとしたとき…
『これって…』
気付かなかったけど、ドレッサーの上にノートが置いてあった
メモが付いているのが分かった
−−−−−−−−−−−−−
テスト用のノートだ
昨日は教えれなくてすまなかった
赤点取るなよ
−−−−−−−−−−−−−
『織人くん…ありがとう』
みんなは先に出ていた
朝ご飯を食べ、ノートを持ち、学校へ