制服の魔法
第10章 無いもの
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『どこ…エホンッ』
まだ痛みは残っていて、全身には力が入らない
「起きたわね。一応、処置はしといたから安静にしてれば大丈夫よ」
お腹を見ると包帯や、テーピングがされていた
青紫の大きな痣がみえる
痛々しくて見るだけでヒヤヒヤする
「そんなんになるって……何があったの?」
ここの人達はもし芸能科がいじめてきたとしても、注意等は一切しない
親などにバレると、よくないからだ
『別に何でもありません。』
「そう…」
『もう…帰れます。』
痛いのを歯で食いしばって、顔にでないよう立ち上がった
いけない…苦しい…
私は医務室をでて、特別科の部屋に向かった