甘く、苦く
第16章 磁石【ウソつき】
「ニノ……?」
「ごめんなさっ、も、自分勝手で…ふうっ…」
ぼろぼろと涙を零す。
「大丈夫?気にしてないよ。」
「でもっ、わたしのせいでっ…」
そんなに重く考えなくても…
「あのさ、もう別れてるんだから…
勘違いするからさ、やめてよ。」
ニノの為にも、俺の為にも、 こうした方がいいんだ…
「やです…」
「え…?」
ニノが、手をぎゅっと握る。
「やなんです…」
ほんと、自分勝手。
「ニノが、別れたいって言うから!!
俺は、好きなのに、愛してたのに…!」
「ふえっ……ごめんなさっ、ふうっ…」
俺が怒鳴ったからニノの泣き声が大きくなった。
「も、やめにします。
ごめんなさっ、い。ほんとに、」
「……勝手にしろ…」
もう、俺は関係ない。
ニノが泣いたって、しらない。
助けることなんて、できない。
愛することも…できなくなってた。
そのうちに、ニノが泣き止んで、リーダーたちがきた。
俺たちの険悪な雰囲気に心配してたけど、笑って誤魔化しておいた。
リーダーたちには、心配掛けちゃだめだから。
今は大切な時期なんだから。
お互い、手を離さないといけないんだ…
だから、お願い。
ニノ…俺を誘惑しないで……
「ごめんなさっ、も、自分勝手で…ふうっ…」
ぼろぼろと涙を零す。
「大丈夫?気にしてないよ。」
「でもっ、わたしのせいでっ…」
そんなに重く考えなくても…
「あのさ、もう別れてるんだから…
勘違いするからさ、やめてよ。」
ニノの為にも、俺の為にも、 こうした方がいいんだ…
「やです…」
「え…?」
ニノが、手をぎゅっと握る。
「やなんです…」
ほんと、自分勝手。
「ニノが、別れたいって言うから!!
俺は、好きなのに、愛してたのに…!」
「ふえっ……ごめんなさっ、ふうっ…」
俺が怒鳴ったからニノの泣き声が大きくなった。
「も、やめにします。
ごめんなさっ、い。ほんとに、」
「……勝手にしろ…」
もう、俺は関係ない。
ニノが泣いたって、しらない。
助けることなんて、できない。
愛することも…できなくなってた。
そのうちに、ニノが泣き止んで、リーダーたちがきた。
俺たちの険悪な雰囲気に心配してたけど、笑って誤魔化しておいた。
リーダーたちには、心配掛けちゃだめだから。
今は大切な時期なんだから。
お互い、手を離さないといけないんだ…
だから、お願い。
ニノ…俺を誘惑しないで……