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甘く、苦く

第65章 お山【I LOVE YOU】

大野side



まさか翔くんから
シたいなんていうとは、
思ってなかった。


「んっ、…ん、」


いつもより深くて、長くて、
甘いキスを何回も繰り返す。

翔くんをこの時間
独り占めしてることが
本当に幸せ。

いつもはすぐに寝ちゃうけど
今日は違う。

それだけで俺の
気持ちが昂っちゃってる。


「ほんとに、いいの?」

「…うん、いいよ」


いつもとは違う
艶やかな笑みを見せ
俺の唇にキスを落とした。


「ふふ、翔くん可愛い」

「…ありがと、」


翔くんの瞳が揺れてる。
…そうだよね。

やっぱり怖いよね。


…でも俺、
もう止まれないんだ。

ここまで来ちゃったら、
引き返せないよ…



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