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「あれ？相葉くん？
髪の毛、どうしたの…？」

「へっ、変、ですか…？」


…あれ？
反応イマイチ…？

俺的に、今日すっごい
キマってるんだけど…？


「……なんか、カッコいいじゃん。
なんだなんだ？
好きな子でもできたんかぁ？お？
青春だなぁ〜」

「さっ、櫻井さんだって…
俺とあんまり変わらないじゃ
ないですかっ…」

「…あんまり変わんないならさ、
タメ口でもよくない？」

「ふぇっ…！？」

「あ、店長の前ではダメだよ？
怒られちゃうしね。」

「…はっ、はい！」

「はいって言ったから、
もう敬語なしね？

敬語使ったら、怒るからね？」

「はっ、…う、うん、」

「ふっ、ふふ、」


櫻井さんは、意地悪だ。

でも…どうしてこうも、
恨めないんだろう………。



もう、ほんと俺、
惚れちゃってんだろうな。


「髪の毛、超似合ってる。
俺以外に見せるの、
禁止するのもいいかもね…？」

「っ…！！？」



肩に手を添えられて耳元で囁かれた。



「…なんてね。
俺そんなにＳじゃないから」


妖しく笑ったあと、
俺の顔の前まで顔を近付けたあと。


ちゅ……っとリップ音が
響き渡った。