
甘く、苦く
第67章 大宮【just a little】
二宮side
俺はおかしいくらい
智が好きだ。
好きって言われて、
暑くなった。
でも、それよりも。
繋がっている左手が
震えていた気がする。
手を繋ぐなんて慣れたものだけど
なんだか恥ずかしかった。
智はぽわーんとしてるから
気付いてなかったかも
しれないけどさ…。
いっつもいっつも、
俺は智の右手を包み込むように
手を握ってる。
そうすると、
すげえ嬉しそうにするから。
アイツのそういう顔がみたいから。
だから。
俺は仕方なく、…そう、
仕方なく握ってやる。
仕方なくだからな?
今日の収録は、智が隣だ。
いつもは相葉さんか翔さんだけど。
三人が気ぃ使ってくれたんだろう。
いや…でも俺は、隣に智がいると
ドキドキしてしまう。
恥ずかしくて、
いつもの俺になれない。
…ツッコミ不自然かな、とか
今俺どんな顔してた?とか
考えると、ついつい変な顔に
なっちゃうんだよな…。
翔さんに怒られちゃうよ。
「ニノ〜」
「はい?」
「どうしたの?
ひとり百面相してたよ?」
「…アナタがバカだからですよ。」
「えっ!?
俺関係なくね!?」
「…くふふ、」
相葉さんをいじってから、
楽屋へ帰る。
相葉さんはニノのバカ〜って
言いながら、でも嬉しそうに
俺の隣を歩いてた。
俺はおかしいくらい
智が好きだ。
好きって言われて、
暑くなった。
でも、それよりも。
繋がっている左手が
震えていた気がする。
手を繋ぐなんて慣れたものだけど
なんだか恥ずかしかった。
智はぽわーんとしてるから
気付いてなかったかも
しれないけどさ…。
いっつもいっつも、
俺は智の右手を包み込むように
手を握ってる。
そうすると、
すげえ嬉しそうにするから。
アイツのそういう顔がみたいから。
だから。
俺は仕方なく、…そう、
仕方なく握ってやる。
仕方なくだからな?
今日の収録は、智が隣だ。
いつもは相葉さんか翔さんだけど。
三人が気ぃ使ってくれたんだろう。
いや…でも俺は、隣に智がいると
ドキドキしてしまう。
恥ずかしくて、
いつもの俺になれない。
…ツッコミ不自然かな、とか
今俺どんな顔してた?とか
考えると、ついつい変な顔に
なっちゃうんだよな…。
翔さんに怒られちゃうよ。
「ニノ〜」
「はい?」
「どうしたの?
ひとり百面相してたよ?」
「…アナタがバカだからですよ。」
「えっ!?
俺関係なくね!?」
「…くふふ、」
相葉さんをいじってから、
楽屋へ帰る。
相葉さんはニノのバカ〜って
言いながら、でも嬉しそうに
俺の隣を歩いてた。
