
甘く、苦く
第67章 大宮【just a little】
大野side
ニノは俺のこと子供扱いする。
頭を撫でるのも、
頬に触れるのも。
全部全部、そんな気がして。
「…ほら、帰ろ」
「……」
俺がなんにも言わないと
ニノははああって深い溜め息をついて、
俺に手を差し伸べた。
「ほら、行くよ
そこ邪魔でしょ」
「…ん」
「はい、えらいえらい」
「なっ、」
また、子供扱い。
…まあいいんだけどさ。
ニノの隣にいれたら、
俺はそれでいいから。
「ね、智…?」
俺が助手席に乗り込むと
ニノが右手に手を重ねてきた。
それから、ふっと微笑んで
俺の頬を撫でて、
優しくキスをした。
…子供扱いだって思いながらも
なんだか嬉しくて。
自然と顔が綻んでしまう。
「…帰るかあ」
「うん、」
ニノの横顔を見ながら、
赤信号になった隙に
ニノの左手に触れた。
「…なによ」
「手、繋ぎたい」
「…仕方ないなあ」
なんて言いながらも、
すごい嬉しそうな顔してた。
ニノは俺のこと子供扱いする。
頭を撫でるのも、
頬に触れるのも。
全部全部、そんな気がして。
「…ほら、帰ろ」
「……」
俺がなんにも言わないと
ニノははああって深い溜め息をついて、
俺に手を差し伸べた。
「ほら、行くよ
そこ邪魔でしょ」
「…ん」
「はい、えらいえらい」
「なっ、」
また、子供扱い。
…まあいいんだけどさ。
ニノの隣にいれたら、
俺はそれでいいから。
「ね、智…?」
俺が助手席に乗り込むと
ニノが右手に手を重ねてきた。
それから、ふっと微笑んで
俺の頬を撫でて、
優しくキスをした。
…子供扱いだって思いながらも
なんだか嬉しくて。
自然と顔が綻んでしまう。
「…帰るかあ」
「うん、」
ニノの横顔を見ながら、
赤信号になった隙に
ニノの左手に触れた。
「…なによ」
「手、繋ぎたい」
「…仕方ないなあ」
なんて言いながらも、
すごい嬉しそうな顔してた。
